読み切り漫画「コーポ失楽園」をおすすめしたい
こんにちは。グリグリです。
このブログを始めてから、自分の好きなものを好きなように発信できてとても楽しい毎日を過ごしております。
やっぱアウトプット大事ですわ。
そんな僕ですが、大学時代特にはまっていた趣味が一つあります。
それはずばり「漫画あさり」。
というのも、本屋の漫画コーナーを物色しながら、「特にネットでバズったりもしておらず、みんなあまり知らなさそう、かつクオリティを担保できる」…いわゆる、隠れた傑作というものを発掘するのが好きだったのです。
そこで今回は、僕が発掘した中でも自信をもっておすすめできる作品として、こちらを紹介したいと思います。
◇コーポ失楽園
週刊少年マガジンで連載されていた作品なのですが、諸般の事情等あったのでしょうか、1巻完結のボリュームです。
しかしこれが短くまとまっていながらめっちゃくちゃ面白いんですよ。
人類の現在として広く知られているアダムとイブの楽園追放にまつわるエピソードをオマージュした作品でして、アダムとイブがもしも禁断の果実を現代まで我慢し続けたらどうなるか?というのが物語の背景設定となっております。
ぶっちゃけもうこの設定の時点で「天才か?」となりましたね。
禁断の果実をついに口にしてしまって地上に行ってしまったイブをエデンの園に取り戻すべく地上に降り立つアダム。
しかし、地上には現代の人間社会のような構図がすでに出来上がっていたのです。
渋谷のスクランブル交差点に素っ裸で現れた少年に周囲がざわついたり、禁断の果実の力で恥じらいと性欲を手に入れたアダムは通りすがりのJKを見るだけで人類の始祖然としたご立派様を建立したり…といった事案を経て、アダムはやっとイブを見つけます。
しかし、さっき地上に降りたばかりのイブはなんと大学のテニサーで彼氏を作っていました。しかもアダムやエデンの園の記憶を失っていて、「俺たちこれからどうなっちゃうの~!?」というのが大まかなストーリーとなっております。
この漫画の見どころはずばり、
■アホなノリのわりに破綻していないシナリオ
■嫌らしさを感じにくい、中学生男子的な下ネタ
■1巻の中で起承転結がすっぽり収まっている安心感
■繰り返し読んでも笑える、重苦しさの無さ
■絵がかわいい
といったところでしょうか…。
アマゾンではKindle版も販売しているようですので気になった方はぜひチェックしてみて下さい。
これは本当に損させない自信のある漫画ですよ。